大久保敦夫からの電話

昨日の午後、かみさんの検診のために三田に向かう車中で携帯が鳴った。

番号のみの表示・・・「誰だろ?」

「はい、日浦ですが・・・!?」

「あっ、もしもし、大久保で?す!」

「日浦さん、元気ですか?HPがもう随分更新されてないようなので心配してるんです!?」

「あちゃ?、ごめんごめん、ちょっと疲れちゃってて・・・、そうだね、更新しま?す!」

というわけで、反省しまして。
そっか、更新してなくて心配かけちゃってるわけで。
日本が誇る名ドラマー、大久保敦夫大先生までもねえ。

一度、サボると延々とサボってしまい、それが普通になっちゃう。
この辺りで、戻るとしますか。
それでもって、一気に書いちゃお、写真もアップしちゃお。
じゃあ、3月くらいまで時間を遡る形でいってみよう!
長いモノになりそう。

2月以来だもんね。
いや?、色んな事があったし、classにも疲れたし、ま?ね。

下の写真・・・これ、昨日です。病院の帰り道。
こういうの結構みんな好きじゃない?
新しい年に変わるときとか、新世紀になるときとか、そんなのと同じ感じで面白がってました。
ちょうど、代々木公園の坂を下って、左に行くとNHK、まっすぐ行くと山手通りという辺り。
車の距離計が99999から10万キロメートルに変わったところです!
2008年5月27日
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実は私、身の程知らずで買ったベンツを1997年に事故で潰して以来、車はもう持たない事にしてた。
が、昨年の年末から、頻繁に病院に通うようになりました。
その際はタクシーを使っていたのですが・・・うわっ、結構交通費が・・・。
などと考えながら、その日も病院から帰るタクシーに乗ってる年の瀬でした!
携帯が鳴った。

「もしもし、横山です。」

「日浦さん、お車、必要じゃないですか?」

「えっ!?欲しいホスイ!昨日もヤフオクで中古の車見てたんだよ!」

「実は、まだ車検が残ってるんですが、廃車にしようとしてる車があるんです!」

「うわ!ください!それ!」

そんなことがありまして、LiveZeroなどの企画やお手伝いをしてもらっている横山君の好意でマーク2をいただくことになりまして、ほんとに感謝しています。
その頃通っていた病院はまだ家から近かったんだけど、そのすぐ後でセカンドオピニオンを受けた三田の病院が素晴らしく、転院することになりました。

なので、荻窪から三田まで通院することになるわけですが、タクシーで通ってたら破産してしまう。
かといって電車に耐えられるような身体状態じゃないし、考えあぐねていたところだったのでほんとに助かったんです。
そして実は、今お世話になっている病院、三田の国際医療福祉大学病院の女性腫瘍センターのセンター長でいらっしゃる清水敬生先生は婦人科癌の第一人者として尽力されているのですが、この病院のことをネットなどで探しあてて勧めてくれたのも横山君なんです。
横山君ありがとう!

清水先生に、初めてお逢いしたセカンドオピニンにおいては、ほんとに驚き、感激したんです。
言葉と、そして自信に満ちた優しい表情で、すぐさま、かみさんと私、そして親族までも、最初にまず、心を治療していただいた。
みるみる、かみさんの表情が明るくなった。
「病は気から・・・」
まさに、そこから治すんですね。
大事なんですね、気持ちが!
そんなふうに驚きながら、偶然にも、僕ら夫婦と同郷でもある清水先生に、強い縁と心強さを感じた。
帰りの車の中では、さらに前向きな気持ちになったかみさんが、診察での先生とのやり取りを思い出しながら声を出して笑った。
お腹は腹水の増加で妊婦のようにパンパンのままだったけど。

「よ?く来たねえ!ラッキーだよ。ほんと君らは運がいい!これこそ、まさにセカンドオピニンだね。」
そう言いながら、同席していた現在の主治医、村上先生に微笑みかける。

すると、村上先生は無言で、その翌々日に卵巣とその周辺の摘出手術が、前の病院で予定されていることを示す資料を清水先生に見せた。
その時、清水先生の表情が一瞬、厳しくなったのが解ったが、それは・・・。
このタイミングで卵巣などを摘出するのは治療ではなく、延命処置だと知った時、恐ろしくて震えた。
日本の素晴らしい社会福祉制度のひとつである、国民健康保険のお陰で医療費を抑えることが出来る反面、
どこの病院に行っても同じレベルの治療が受けられると思うのは大間違いなのだという事実。
自分の命を守るために、優れた病院、優れた医師を自分で探すという気構えが、この国では必要なのだと思った。

そして、もうひとつ、今回のことで感じた憂うことは、医療現場の厳しさだった。人が足りないようだ。
救急患者として診察してもらった時の現場では、医師やスタッフの方々が本当に疲れているように感じた。

昨年、長男の大学進学ということもあったので知ることになったのだけれど、
国公立大学の学費って、いつの間に、あんなに高くなったのでしょうか?びっくりしました。
理系の一般的な学部でも、年間約50万円!俺の頃の私立より高い!
なので、国公立大学であっても医学部の場合、2?300万円以上必要になってくるようだ。
私立の医学部だと、もっと高額になり、恐ろしい。
これでは、医者になれる頭脳と気力があっても、お金が無いとなれない。
「教育の機会均等」なんて、いつの間にか絵空事になってる。
ガソリン税絡みのこと。
後期高齢者医療制度のこと。
年金のこと、年金基金のお知らせも来たなあ。まじめに払ってるけど受け取れるのかなあ。
いっぱい、問題があるね。
なんとか、しなくちゃ!っていう意識を持つことにしようと思う。

 

さてさて、ご心配お掛けしておりますが、おかげさまで、かみさんの治療は順調です。
昨日は、そのセカンドオピニオン以来、約半年かかった6回の抗癌剤治療を終えて初めての検診でした。
年末に卵巣癌と診断された時点で、体内の癌の量を表す腫瘍マーカー(CA125)の値は、3032 だったが、今日は、3 まで落ちていた。
なんと、約千分の一まで下がった、この数値は健康な人とほぼ同レベルの数値と考えていいらしい。
先に、卵巣や子宮を摘出してしまうと、そこに繋がっている血管までも閉じることになり、これは、抗癌剤を運ぶ術を無くしてしまうということなのだそうだ。
なので、半年たった今も、かみさんの卵巣も子宮もまだお腹の中にあります。
この、ほとんど癌細胞がお腹の中に無い状態で、7月にやっと摘出手術をします。
そして、完治を目指します。

「運がいいのだ!」

そして、思うに、俺も
「今日生きてること自体、運がいい。幸せなことで、奇跡なんだ!」って思う。
味わって行こ、人生を。

 

 

2008年4月29日
これは、先月末ですね。
とても天気がよくてね。
かみさんの6回目の抗癌剤治療入院のちょっと前で元気だったのもあって、愛犬の”プーちゃん”を連れてドライブです。
やってきたのは、自宅からもそう遠くない調布にある「野川公園」。
もう、すっごい広い、そして、珍しく、ペットOK。
いや?いいところです。この公園に沿って小川が流れています、土手を降りて川にも入れるし、自然観察も出来る。あと、バーベキューも予約しておけば出来るそうです。ほんと気持ちのいいところなのでまた来よう!
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2008年4月23日
”およげたいやきくん”のモデルになったという 麻布十番/浪花家総本店のたいやき
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以前から、麻布十番にその美味しいたいやき屋さんがあるということを知ってたけど、正確な位置は知らなかった。
ちょうど、病院の帰りに、麻布順番商店街を通るので、予めネットでお店の場所を調べておいた。
初めて行ったときには、定休日でがっくし。
2回目に行ったときは、「2時間待ちなんです。」と言われて諦めた。
でも、こんなことも聞いた・・・「予約の電話入れて頂くと良いですよ。」
なるほど!(麻布十番/浪花家総本店 電話 03-3583-4975 )
そして、そして、三度目の正直でやっと、10個入りの熱々をゲット!
言われたように、午前中に、「2:00に10個お願いします。日浦です。」って電話で予約しておいた。
お店の前には、テレビなどで何度か拝見した、名物オヤジさんがいらっしゃいました。
けっこう苦労したこともあってか、美味しい。
香りがとってもいいんです!皮がちょっと焦げてるのがいい!見た目も美味しそう!
あんこに使っている小豆にもこだわりがあるそうで、甘すぎなくて美味しいあんこです。
噂通り、尻尾まであんこが詰まってて、かみさんも大満足のたいやき。立て続けに、2つ食べちゃった。
1個150円。
この後も、何度か予約して買いに行った。
サトウハチローさんもこのたいやきのファンだったそうです。

 

 

2008年4月5日
桜の時期でした。毎年の花見はここ、石神井公園。
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2008年3月26日
う?、コメントも疲れてきた?。これは、「カラオケバトル」の収録スタジオ。長時間の収録に死にそうになったですよ。
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2008年3月13日
NHKのスタジオ101?だったかな。「SONGS」の収録。
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2008年3月12日
最後に、ありがたい”うちわ”です。Belleのファンの方々。お局?ズの皆さんが製作して写真を頂いたものです。
この”うちわ”が目立ったのでしょうね、お局?ズの皆さんもテレビに映ってましたねえ。
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というわけで、長いブログになってしまいました。
やっぱ、普段から、コツコツですねえ。

そして、大久保敦夫先生からの本題ですが、「一緒にライブしましょうよ!池間さんも一緒に!」っていうとても嬉しいお誘いでした。
もちろん、即座にOK!
楽しみだ!
もしも、いい感じなら、僕の LiveZero も、この人たちに協力してもらって再開したいなあ!
っていう野望を持ってしまった。
大久保、池間両氏、そして、太田美知彦氏、
こんな、最後のほうですが、良かったらですね、よろしくお願いしま?す。
そして、TOMさんも北海道から呼んじゃお!

そうそう、あとね、R35がお陰さまで売り上げ100万枚を超えたそうです。
みなさん、ありがとうございます。
そして、ワーナーパイオニアの酒井善貴プロデューサー、Thanks & おめでとうございます!

また、本当はありがたいことだと思うのですが、class で新曲を是非!というオファーも頂いたんです。
この春は、お陰さまで、”夏の日の1993”のclassということで、大きな会場で歌わせていただいたり、
有名なテレビ番組にも出させて頂きまして嬉しかったです。
ただですねえ、ここで、classで新曲と言われても、何にも無いんですね。
class は1996年に解散しているんですよ。
class は1993年から1996年にだけ存在していたと言うのが本当のところです。
だから、今は実際は存在してないのですが、年取った二人が歌うことは出来ました。
だけど、新しく二人で音楽を作り出すことは無理なのです。
なので今後、僕は、class のメンバーとして活動することは控えたいとも思っています。
ただ、この秋に、また、Live R35 があるかもしれないので、それに関しては、実現するのでしたら喜んで歌わさせていただこうと思います。
紅白歌合戦も喜んで出させていただきますので、よろしくお願いしま?す。

最後に、今、決めていることとして、ニューアルバムを作ります。
ニューと言っても、これまでリリースした自分のソロの曲を、何曲かセルフカバーしたものに、新曲を加えたアルバム。
これを作ろう!って思ってます。

さて、さて、まだまだ、これからかみさんも手術を控えていますし、
仕事もあるし、炊事洗濯。
ダイエット!
ま、色々ありますが、
みなさん、これからも応援宜しくお願いします。

日浦孝則 2008.5.29 になっちゃった!

21 Comments on “大久保敦夫からの電話”

  1. >みほさんへ
    ご心配いただき、ありがとうございます。
    主夫業は、まだまだ続くので頑張ります。

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