「合格したよ?!」で目覚めた朝
3月6日の朝は、かみさんの「合格したよ?!」という興奮した叫び声で目を覚ました。
昨夜は遅くまで起きていたので、まだ俺は布団の中でウトウトしていた。でも、頭のどこかでは「そろそろ発表かな?」という意識がふわふわっといった感じだったので、”合格”という言葉に脳は敏感に反応して、すぐさま何が起きたかは理解できた。
最近の合格発表は、特設のホームページや、電話のプッシュ回線で、たとえ地方にいても、発表時間にすぐさま確認が出来る。
目をこすりながら、息子の部屋に行くと、ネットで受験結果を確認した、かみさんと息子が、「ばんざ?い!ばんざ?い!」と大喜びしてたので、俺も一緒になって大喜び!
いや?良かった良かった。
で、「近いから、見に行ってみようか?」ってことで、武蔵小金井へ向かったのでした。
ほんと、天気も良くて、気持ちいいので、JR武蔵小金井駅からキャンパスまで徒歩。
発表会場は、もう落ち着いていたようで、あんまり人はいなかったけど、アメフト部の一群が待ちかまえていた。そして、合格者を見つけると・・・「合格したぞ?!」と大騒ぎしてくれて、胴上げまでしてくれる!嬉しいねえ、赤の他人が祝ってくれてる。いい学校じゃん、ここ。
とにかく、良かったねえ。息子もこの一年の苦しみをはねのけるような笑顔でいる。
これで、春からは東京学芸大学という教員養成専門の大学生になります。
俺とは、正反対の進路なのが可笑しい。俺が反面教師だな。
一人暮らしもしたいらしい。いいじゃん!俺は、広島県から京都、東京と、高校生の頃から一人暮らしだったので、一人暮らしの必要さは良く解る。世の中を見て欲しいね。
あと、今回の経験でも、また、親の気持ちがやっと解ったって事があるねえ。
俺自身は信じた道でも、随分と親不孝な道を進んで来た俺にとっては、ほんと頭が下がる。
あの時、おやじやお袋は、不安や悔しさで一杯だったんだろうなあって思う。
それでも、未だに俺や俺の家族のことを心配してくれている。
有り難いねえ、親って。
でも、子供は少しずつしかその想いは解らない。
それでいいんだろうね。
夢見ることは、いつも誰かの心配の上に成り立っているように思う。
だから、精一杯夢見るのがいいんじゃないかなあ。
・・・というわけで、親ばかな報告でした。