マイギター改造記 ~テレキャス編~
10月!ですね。
今回は、久々ですが、マイギター製作記ならぬ、マイギター改造記です。
で、嬉しげに抱えてるのが、今回改造のテレキャスター。完成時のものです。
このギター、元々は太田美知彦が、リサイクルショップか何かで、19800円で見つけたらしい。
それを太田の家で見せられて、魅せられたわけで、なんと1万円で譲ってくれた・・・いや?奪ったというか、いい奴だ。
今でさえ、こんなルックスですが、太田んちから持って来たときは、裏表、ヘッド部分にべたべたとシールが貼られ、貼ってないところは、日焼けを起こしてて、けっこう、バッチイね・・・ギターだったんだよね。
何が良かったかというと、このギター・・”Fender”の”Telecaster”なんだけど、USAでも、Japanでもなく、Mexico製というのが気に入った。
値段は、USA製のがダントツに高いんだけど、日本製のFender Japan と同じくらいの価格帯なら Fender Mexico の方が音が良いのでは?!という評判がある。俺もそう思う。で、このテレキャス・・1994年製、Bodyはash なのかalderなのかは不明、でも、ピックアップはTexasが付いているようで、音がいいんだよねえ!
バッチイけど、音の良いギター!そういうのって改造心を擽りまくるわけです。
それで、完成したのが、上の写真ですが、ものすごい気に入ってるんですよ!
何度か、ライブでも既に使用してみましたが、大きさといい、音といい、俺って、京都でバンドやってる頃からソロでデビューする辺りまで、ずっと、Telecasterだったんだって、思い出した。やっぱ、体格的にも俺の場合、Telecasterが良いのだなと再確認した次第です。
しまった!と思ったのは、その時の写真を撮ってないんだよね?。シールべたべたの、日焼けしまくりの・・・。
ま、しょうがない。というわけで、ここでは、もうすっかり綺麗になってからの、Bigsbyを取り付ける辺りをメインに紹介させていただきたいと思います。
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もう一度、全体図。
上の写真・・これが、Bigsbyを付ける前の状態。
太田から譲って貰って持ち帰り、とりあえず、シールを苦労してはがした。
次に、日焼け部分が汚かったので、サンディングして、表面のクリアを除去、その内側の塗装部分も、木目が出ないように、厚みの半分くらいは、サンドパーパーで除去後、細かい目のサンドペーパーで磨いたかな。
そして、スプレー式のクリアラッカーを3度ほど、重ね塗りし、仕上げのサンディング、最後にコンパウンドで磨いた。
スプレー式のラッカーでは綺麗にならないと思っていたんだけど、ネットで調べたら、スプレーでも結構いけるみたい。
特に、ストークギターラボさんのページを見せて頂いて感動しましたよ。この方は凄いです。もう、夜中にずっと見てしまいました。惚れ惚れしますよ、その技の凄さと、写真とビール好きなところ。
それで、このページを参考にさせて頂いて、自分でもクリアラッカー噴いてみました。
結構、それなりにうまくいきました。ほんとは塗装全部落として、ブルース・スプリングスティーンのような、ナチュラル仕上げ風にしようかと思ったのですが、実は、狙ったのは、拓郎さんの”Live 73″のレコードジャケットかなあ?に写ってた、新六文銭の頃に使っていたテレキャスター・・・、これが、”Fender”の”F”のマークの入ったBigsbyが付いてたんですね、指板はローズだけど、ボディはホワイト。このギターみたいにしたいぞ!ってことで、次は、”F”Bigsbyを探すことになるのです。
因みに、ピックガードは自作。既出のマイギター製作記の時に、ピックガードの材料として、墨田区の小さな工場で入手した”鼈甲柄”のアクリルの板から作ったもの。その板から製作したピックガードは、これで3作目、あと、もう一枚分ほど残ってる。
というわけで、探しました・・”F”Bigsby。無いのです、ネットショップでもオークションでも、日本のどこにも、すぐに入手できるところが無い。
そこで、”ebay”。
有りましたよ!Ashland, Wisconsin, United States に。送料込みで、$172.90。2万円弱かな。そして、約1週間後、USPSで到着した荷物!
そして、中から、”Bigsby B5 Fender Vibrato Kit” が!かっちょいい箱に入ってる!
開けてみました。涎が出そう!パーツフェチってあるのかなあ?
もっと近くで・・、かっちょいい。ひとしきり眺めてみた。
早速、Telecas Mex に仮置きしてみた。写真で少し見えるかな?通常のテレキャスターは、ボディの裏から弦を通すスタイルだけど、このテレキャスは、弦をブリッジ止める仕様。Bigsbyの場合、Vibrato Unit に弦の末端のリングを止めるので、ボディを貫通する穴が、元々無くて都合がよかった。
元のブリッジの上に、新しいブリッジ・プレートを置いてみる。ねじ穴の位置は、まったく違うので、元のネジ穴を塞いで、新しく穴を開けることになる。
ここで、ブリッジの駒を見てください。実は、このブリッジの駒は、あんまり良くないというか、使えない。これは後で別パーツと入れ替えます。
Vibrato Unit も置いてみる。収まるのか?お尻がはみ出しそう?まあ、作業してみよう。
結構綺麗な、説明書が付いてくる。表もかっちょいいイラスト!紙も上等だよ。
逆方向から。
で、まず、元のブリッジ。駒の位置の範囲をマスキングテープを貼ってマーク。
結構アバウトだけど、この間に、新しいブリッジの駒が来るように取り付ける。
だいたい、こんな感じ。ブリッジ・プレートの大きな穴の部分に、ブリッジのセンターが来る。
あとは、ネックに対しての、垂直方向の位置を合わせるために、1フレットと21フレットのセンターを通る線上にブリッジ・プレートのセンターを合わせる。でも、これもアバウトな作業でやってます。
ネジ穴を開ける前に、もう一度、各パーツを置いて確認。良い感じ。うまく収まってる。
いきなりですが、ブリッジ・プレートの取り付け完了しました。
Vibrato Unit を再度置いて確認。
今度は、Vibrato Unit の位置決めです。ネックに対する位置を出すために、付属の赤いワイヤーを張ってます。
このくらいかなあ?ほんと、アバウトな作業ですが・・。
ネジ穴をマーキング。
Vibrato Unit 取り付け完了しました。
引きです。
またまた、いきなりですが、弦を張りました。どうも、Vibrato Unit は、なるべくブリッジから離した方が良いなあ。近いと、ブリッジの駒の位置を調整するネジに弦が当たってしまう・・。
それで、再度、Vibrato Unit の位置を移動。若干、4mm位だけど、後ろへ移動。ネジ穴は塞いで、再度ドリルで穴開け。
再び、固定。ボディとVibrato Unit がほぼ、面いち。この方が、若干、問題解消。
ひとまず、完成。
さらに、ピックアップのノイズ対策。これ、効果はあったのか?どうか?解りません(笑)。ざくり部分に銅テープを貼り、外部からのノイズをシールド。
さらに、ピックアップの配線を改造。ネック側のピックアップは、コイルの?側とピックカバーが接続されているのを分離。新たに1本、ピックカバーから結線。
ブリッジ側のピックアップも、コイルの?側からプレートへの結線を分離し、新たに1本、プレートに結線。3本のリード線を三つ編みにするとシールド効果があるという。完成した後、ノイズ減ったかも・・??。ま、Texasはノイズも含めTexasだし?。
再配線。写真の3点セレクターやVoやToneコントロールのポッドは、CTSなどに全て交換。
最後に、KTSのPR-Mu。これは、ムスタング用のチタン製の駒(サドル)。これが、なんとも優れもの。ほんとぴったし。高さといい、材質といい、これは非常に良い品だった。ひょっとしたら、ネックの角度も付けなきゃダメかなあと思っていたけど、それも必要なかった。音も確実に良くなった。
新品価格 |
でもって、チタンサドルも装着で、最強のMex my テレキャス!本体は1万で買ったけど、改造に6.5万円!がはは。でも満足!
これが、マイギター製作記の”ドンガチョット”。製作を終えたあと、さらに改良。ピックガードを自作して、最近、ビルローレンスのハムバッカー・・”L-500”を追加した。さらに、4回路5接点のセレクターを導入し、Center, Center+Rear(シングル前) ,Center+Rear(ハムバッカー)、Center+Rear(シングル後ろ)、Rearの5色の音色が出るようにした。これで、このギターもハーフトーンが得られるようになって、またも愛着がわいています。
以上で、” マイギター改造記 ~テレキャス編~ “はおしまいです。
お楽しみ頂けましたでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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ビグスビーで検索していてたどり着きました。私もテレにビグスビーをマウントすべく件のマウントキットを購入したのですが、ブリッジプレートのブリッジアンカーは何ミリのドリルで穴あけしましたか?
これはこれは、この記事へのコメントは実に2009年以来、約9年振りですね!ありがとうございます!
ドリルの径ですか~!?ブリッジプレートという事は、リアのピックアップが付いているプレートですね。そのアンカー!、太い穴の部分ですね~。う~ん、何ミリだったでしょうか?もう覚えてないんですね~。説明書に書いてなかったですかね~。申し訳ないです。
9年間コメントがなかったのでお返事は期待していなかったのですが、回答頂けただけて恐縮です。
今回はテレボディ、ネック、パーツ類などを買い揃えて一から自分のテリーを組み上げるつもりです。製作の際には取付け記事参考にして頑張ります!
突然申し訳ありません
福岡の学生です
ギタリストを目指しています
まだストラトが手元にあったら自分に譲ってもらえませんか?
もちろん少しばかしお金も払います
もし良ければ連絡よろしくお願いします
seahiro さんへ>ブログをちらっと拝見しましたが、興味深いお話が沢山ありますね。
俺も、また、ロサンジェルスとか、ニューヨークとか、旅してみたいです。
今回、お役にて立てて嬉しいです。
是非、ライブにもお越し下さい。お待ちしています。
最高です。
同じコトをしようとしていたので、本当に参考になりました!
グネコのテレキャスに設置しようと思ってます^^
詳しく書いていただきありがとうございます!
>ビグスビーに付いていた元の駒のを使用した場合も、シムは必要ありませんでした。
なるほど。元から必要なく、付けてみないと必要かどうかはわからないんですね。
>出来るだけブリッジから遠くの位置に取り付ける方が良いですね。
これは参考になります!
私の場合、取り付けようとしているのはbigsbyロゴのB5タイプなので、できるだけ遠くに付けたいと思います。
>KTSのPR-Mu
こちらはかなり魅力的な商品ですね。
少し値段が張りますが、調節の容易性と弦外れの解消、サスティーンには変えられないかなと思います。
是非付けたいと思います。
私は取り付けは店に頼もうと思っていますが、大掛かりな改造になるので、かなり不安でしたが、これで心置きなく改造に出したいと思います。
本当にありがとうございました!
>ミロさんへ。
こんにちは。
ブリッジの件、解る範囲で書いてみました。
>しかし、このページを見たところ、ブリッジの駒をムスタング用のものに変えるだけで解決・・・
ごめんなさい。僕の書き方が悪かったようで、シムが必要なかった事と、駒をKTSのものに変えたことは無関係です。
>もともとの駒の場合は弦高を高くセッティングしないといけなかったのでしょうか?
というわけで、KTSのチタン製のサドルの使用に関わらず、ビグスビーに付いていた元の駒のを使用した場合も、シムは必要ありませんでした。(ただ、元の駒での調整は難しかったです。)
僕も色々とネット上のページを参考にしたのですが、その時に、ビグスビーのタイプや個体によっては、シムが必要な場合があるといった事が書かれていました。
だから、確かに、取り付ける元のギターの状態や、トレモロユニットの取り付け位置など、微妙な事が影響すると思われます。
今回使用した、Fロゴ入りのテレキャスタ用ビグスビー(Bigsby B5 Fender “F” Vibrato Kit)の場合、Vibrato Unitを出来るだけブリッジから遠くの位置に取り付ける方が良いですね。
その点でいうと、Fロゴ入りじゃなくて、ロゴの部分の短い、通常のB5の方が取り付けやすいかもしれません。
というわけで、結論としては、”ギターやビグスビーの個体差、取り付け位置により、シムを使ってネックの角度の調整が必要な場合もある。個人責任ということで、やってみるしかない。”
因みに、全体の弦高は、ブリッジの両サイドにある、六角ネジで調整できます。
僕の場合は、ギリギリ低めから、わずかに(薄めのピックの厚さくらい)上げてあります。
そして、KTSのPR-Muを使用すると、各弦の高さの調整が不要なように、絶妙な高さで製作されているし、オクターブ調整時、特に6弦あたり、深くボルトを締めていっても、駒の内部にスプリングの遊び空間を掘ってあるので、”スプリングが邪魔でこれ以上後ろに下がらない”ということが無い・・・これには、感心しました、ほんと良くできてます。さらに、弦外れが無くなり、サスティーンが伸びる。
是非、トライして欲しいですね。
はじめまして!
テレキャス、ビグスビーで検索したところこのウェブサイトを見つけました。
私もテレキャスを使っていて(とは言ってもFJのカスタムですが・・・)今度ビグスビーを付けようと思っています。
しかし、いろんなレビューを見ていると弦高が上がって、ジョイントにシムを入れて使っているという人が数人いたので、私のもそうしなければならないのかな・・・ とあきらめていました。
しかし、このページを見たところ、ブリッジの駒をムスタング用のものに変えるだけで解決したと書かれています。
そこで質問なのですが、もともとのジャズマスターなどと同じような駒の場合は弦高を高くセッティングしないといけなかったのでしょうか?
もし、それで解決できるのであれば、私もムスタング用の駒に変えたいと思います。
お手数ですが、ご回答よろしくお願いします。
そうなんですか~(^▽^)
私は昔から、図工は好きだったのですが、絵画の方が好きでした☆
特にデッサンや水彩画が…
工作の方は、嫌いじゃないんですが、いつも作っているうちに悲惨なことに…(汗;)
でも、粘土で作ったりするのは好きでした☆
だから、最近サンプル品(レストランの表にあるメニューのやつ)を作るのに興味があります。
(粘土じゃないけど)もし、そういうバイトがあれば、募集しようと思っています☆
ただでさえ、趣味が多くて手付かずの状態になっているけど、新しいことに挑戦しようと思っています。
遅かですね~(汗;)1ヶ月近く経ってから返事するなんて…
これからはもっと寒くなりますが、お体に気をつけてください!!!
またギターヲタな話題炸裂しちゃって?(・∀・)ノ
イヤン♪(笑)
お久しぶりです(жεж*)
北海道の麗子よ♪
憶えてます?(笑)
12日に千鶴姉さんに逢いに行ってきたの!!
日浦さんのアルバム買って来たわよ?(*´∀`)
千鶴姉さん優しくて、日浦さんのアルバム見て、昔の熱い想いが蘇ってきました(笑)
直メ出来ないのかな?
久々に覗いたんでわかんないや?ヽ(´▽`)ノ マタネ♪
>なべさん
コメントありがとうございます。今回のギターの改造は、ほんと楽しかったです。最初のシール剥がし、塗装剥がしは、粉との戦いで、全身や部屋が真っ白になって大変でしたが、いや?無心で作業できて面白かったです。今は、アンプを物色して、お茶の水や新宿をうろうろしたりしてます。
工作は楽しい!何か作るって基本的に好きなんです。
そんなわけで、はい、僕は元気です!
>ザイマ
お?!元気か?、財間・・・、字・・これじゃったかのう?
その節は、白いストラトでお世話になったねえ。
あの頃の活動がなくしては今の俺は無いので、ほんとに感謝してるよ。
しかし、凄いねえ?、お金かかったね?、HPも見せて貰ったよ。
機材も、システムも充実してるねえ。
脱サラでやってるんだ!?頭が下がるよ?、頑張ってな!
BBSの”眉毛が繋がってる”ってのが面白かったし、財間、いい顔になったね?。
一度、遊びに行きたいもんじゃ、総社?。
来年になったら、活動できそうだから、何か企画してよ。
アコギ一本でいけそうな場面なら、スケジュールさえ合えばOkだなあ、
勝手に恩返し。ま、よろしくね。
小浦は心斎橋大丸でロマンスグレーでバリバリ頑張ってるし、木下も三重に帰って趣味の音楽に勤しんでる。柳川に、88年、イベントに出たときの主催者側に居て逢ったよ。
青柳くんはどうしてるのかなあ?
おれは、直接は知らないんだけどね。
ここのところ、懐かしい人からの連絡が多いので嬉しい。
来年は岡山行きたいなあ。
財間じゃなくて、在間じゃったか?
覚えてますか?日浦さん!!
大学時代に一緒にバンドさせてもらってた在間(ザイマ)ですよ。
思い出してもらえるとうれしいです。
実は私4年前にダツサラして倉敷市(岡山県)にREDBOXというLIVE HOUSEを始めました。先日は同級生の青柳(元ナニワエクスプレス)にも会ってきました。
日浦さんの活躍はデビュー当時から当然しってましたが、こんな仕事を始めたもんで何とか連絡が取れないものかと考えていたところ、先日TV出演(SONGS?)の噂を聞いてなんとか調べたいと思って、このHPに行き着きました。
ブログ読ましてもらって、めちゃ元気でされている様子でうれしいです。
是非同じ業界人としてまた再会できたら嬉しいです。連絡をいただけたら幸せです。
http://www.studio-redbox.com/がうちのHPです。一度のぞいてみてください。
以前コメントさせて頂いた者です。以前はケータイから投稿したのでケータイの絵文字を入れてしまった為、?ばかりになったコメントとなってしまいました。スミマセンでした(;Д;)ギター改造に6.5万…すごいですね?(・∀・;)
でも日浦さんがお元気そうで何よりです(●^∀^●)