広島
母ちゃんの危篤の知らせを受けたのは先月の中旬だった。すぐに広島に向かうと緊急手術が始まっていた。急性重度膵炎とかいう病気で膵臓が炎症を起こし、毒素が体中に回って、腎臓、肝臓、肺などが機能しなくなって、腸の一部が既に腐ってしまっているという事だった。一刻を争って開腹し壊死している部分の摘出と臓器全体の洗浄を行ったと医師の説明を聞いた。集中治療室では血液の透析器や人工呼吸器、いくつもの点滴、血圧や心拍雛を監視する計器などに囲まれて眠る母ちゃんにやっと会う事が出来た。
痛いのをガマンし過ぎたそうだ。田舎の小さな島に救急車を呼ぶ事も抵抗があったらしい。
結果的には救急車で東広島の病院に搬送されたが、後数時間で手遅れになるところだったらしい。
痛々しいその姿を見守りながら言葉を失うようだった。
これまで自分のやりたい事を実現するため、どれだけ、この母親と、そしてその側でただただ祈るような父親、この二人に寂しい思いや口惜しい思いをさせて来たのだろうか俺は・・・。
ただ、それだけをぼーっと考えていた。
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